マスク

左肩が痛い。毎年この時期になる職業病。
鎮痛剤で何とか1日仕事はこなすけど、夜になると手をあげるのも痛くてダメ。
そんなわけで、これ、右手だけで打ってます。


私は意外な事に薬関係に弱く、インフルエンザの予防注射ができない。
仕事上、半径50センチ以内で1日何十人という人を面と向かって接するためか、年に1、2回40°の高熱が出る。
5月頃に毎年1ヶ月間咳が続く。
2年前から仕事中は、1年中常にマスクをするようにした。
マスクをするようになってから、一度も熱が出た事もないし、咳が続くことも全くなくなった。
そんな私の必須アイテム、マスク。
先週末から、どこもかしこも在庫切れ。
まだ150枚ほど在庫はあるから、何とか乗り切れるとは思うのですが、かなり不安。


新型インフルエンザ対策・・・・
今週になってからやっと海外渡航歴や接触歴がない人にも、新型インフルエンザのPCR検査が医師の判断で出来るようになりました。
今までは、検査が集中すると混乱するからという政府の方針で、渡航歴や接触歴がない人には原則出来ませんでした。
検査キットや治療薬も出荷制限を引いて、発熱外来を優先的にした結果、一般診療所は在庫不足。
検査したくても出来ない。治療したくても、出来ない。
そんな状況を作り出してくれたわけです。
それでいて、渡航歴がないインフルエンザの患者さんには、「大丈夫だから、一般の診療所に行ってください。」と指導してたわけです。
診療した医師が、A型陽性だからと行政に相談すると、渡航歴とか接触歴がないから季節性です、PCR検査は必要ありませんと。
つまり日本にはウィルスが広がっているわけないからという発想のみだったわけで。
神戸の第一号報告例も、厚生労働省のマニュアル通りならPCR検査に回らなかった検体。
だから検体を提出してから検査するまでに時間もかかったわけで。
結局5月2日頃には確実にウィルスが日本にいたことがわかったわけで、水際対策の成功だーーー!とか舛添さんが興奮して記者会見してたころには、既に日本国内で感染が拡大してたわけですよ。
渡航歴がないインフルエンザの患者さんは、一般診療所で診なさい!診ないと医師法違反ですよ」とか舛添さんとかマスコミが吠えてる時に、舛添さんの口添えとマスコミの応援の御陰でウィルスは成長していったわけですよ。
ウィルスを水際対策で封鎖したいなら、鎖国でもしてください。
おまけに厚生労働省のマニュアル逸脱してお手柄第一号報告例のお医者さんに、行政があげたご褒美は、
「休業」のおすすめだったとか。
せめて一般診療所も対応できるように検査キットや治療薬の出荷制限をどんどん解除してもいいじゃん・・・とか思ってたりして。
熱く書いたら、肩いたーーい。


あっ、あとね、インフルエンザウィルスは、結膜(白目の表面)からも感染します。
目をこする前には、よく手を洗いましょう。
罹ったかなと思ったら、早く家に帰って良い子で寝ましょう。
熱が出て来たら、最寄りの保健所などの「発熱相談センター」に電話しましょう。


アメリカでは、新型インフルエンザに罹るためのパーティーが花盛りとの噂も。
確かに、まだワクチンがないから、免疫作るためには罹るしかないわけだけれど。
人の身体を通る事によってウィルスも変異していくわけだから、変異してパワーアップしちゃったりするわけで、他人にとってはかなり迷惑なパーティーですよね。